自分と「似ている人」「似ていない人」どちらが好き?

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「人は、自分と似た、共通点のある人を好きになる」

「人は、自分と似ていない、違った面を持つ人を好きになる」

・・・この2つは真逆の内容を表していますが、どちらも、よく耳にする言葉ですよね?

一体、これって、どちらが正しいのでしょうか?

あなたは、自分自身と「似ている人」「似ていない人」、どちらのタイプの人を好きになるでしょうか?

そして、あなたに好意を抱いてくる人は、「似ている人」「似ていない人」、どちらのタイプの人が多いでしょうか?

そこで今回は、人は自分と「似ている人」「似ていない人」どちらを好きになるのか?ということについて、心理学および生物学の観点からお話したいと思います。

この事を理解しておくことにより、あなたは、深層心理の中で、そして動物の本能として、どんなタイプの人を好きなるのか?また、どんなタイプの人に好かれるのか?といった事が客観的にわかるでしょう。

そして、あなたが理想のパートナーを見つけるためのヒントにもなるはずです。

 

どちらも正しい!?

さて、

「人は、自分と似た、共通点のある人を好きになる」

「人は、自分と似ていない、違った面を持つ人を好きになる」

・・・どちらの言葉が正しいかということですが、

これは、どちらも正しいと言えます。

つまり、

ある点においては、人は自分と似た人を好きになり、

ある点においては、人は自分と似ていない人を好きになる

ということです。

まず、「人は自分と似た人を好きになる」という点についてお話していきましょう。

 

人は自分と似た人を好きになる「類似性の法則」

「人は自分と似た人を好きになる」というのは、心理学の観点から見た場合のお話です。

心理学に「類似性の法則」というものがあります。

例えば、あなたが初対面の人と会った時に、趣味や出身地が同じだと、親近感を感じることがあると思いますが、この様な、自分に似た人に好感を持つ心理を、「類似性の法則」と言います。

趣味や出身地以外にも、宗教、言語、人種、育った環境、価値観、倫理観、などが同じだと、人は相手に親近感や好感を抱くわけです。

人間と言うのは、この様な点が同じ人であれば、「ああ、この人となら、ストレスなく付き合えるだろうな」と無意識のうちに感じ、判断ができるわけです。

ですから、あなたがタイプの女性と出会った場合でも、なるべくこれらの多くの共通点を見つけると、仲を深めやすいわけです。

「類は友を呼ぶ」と言いますが、多くの人は、同じようなノリやカラーの人と仲良くなるのは、それが自分にとって、居心地が良いからなのです。

あまりに自分とキャラクターが賭けなはれている人が相手だと、「自分は無理をしなければならない」という気持ちになり、負担を感じてしまうわけです。

しかし、人間というのは千差万別、相手と必ずしも多くの共通点があるとは限りません。

そこで人間は、相手に近づいたり、好かれるために、共通点をつくり出そうと、「同一化」という心理現象を起こします。

「同一化」とは、相手の趣味や価値観、倫理観を自分に取り入れる心理過程です。

あなたも好きな女性に近づくために、相手の趣味や価値観などを取り入れた事はありませんか?

例えば、ギャル系ファッションの子をナンパするために、ギャル男風ファッションをする男性がいますが、それは、その系統の子がタイプであるため、「同一化」の心理から、同系統のファッションをするわけです。

逆に、ギャルの子たちから見ても、先ほどの「類似性の法則」が作用して、そのような同系統のファッションの男性に親近感を感じ、仲を深めやすい状態になり、効果的な心理行動と言えるでしょう。

また、あなたの趣味やノリ、行動、言葉づかいなどをマネしたり、取り入れてくるような女性がいたら、その子はあなたに近づこうと「同一化」を計っていると言えるわけで、あなたに興味や好意を持っている子と言えるわけです。

以上は、心理学の観点からのお話でした。

では次に、「人は自分と似ていない人を好きになる」という点について、お話しましょう。

 

生物学的には、人は自分と似ていない相手を選ぶ

「人は自分と似ていない人を好きになる」というのは、生物学の観点から見た場合のお話です。

イギリスのアバディーン大学の研究チームは、

「人は自分と似た顔の同性に対しては“信用できる” という印象を持つ傾向があるが、自分と似た顔の異性に対しては “生理的な嫌悪感” を覚える傾向がある」

という研究結果を発表しました。

まず、前段の「自分と似た顔の同性を信用する」という点に関してですが、人間は、誰しもが自分自身の顔へ多少なりとも愛着、ある種のナルシズムを持っていますので、それに似ている同性に親近感を持つという事です。

さて、恋愛に関連してくるのは後段の部分です。

人が、自分と似た顔の嫌悪感を覚える傾向があるのは、生物として、無意識のうちに近親交配を避ける機能があるためです。

実際、近親交配で生まれる子はダウン症の確率が高かったり、病気になりやすかったりします。

逆に、ハーフの子などは、病気になりにくかったり、強い遺伝子を持っていたりします。

つまり、人は、生物の本能として種の繁栄のために、自分と違うタイプの顔の異性を好きになるようプログラミングされているわけです。

現代日本社会においては、白人系、黒人系といった、様々な人種の人が帰化したり、またはサッカーのマイク・ハーフナー選手のように、完全にオランダ系の人種でありながら、生粋の日本人という人もいます。

そのような人たちはもちろんの事、日本人の中でも、縄文系だったり、弥生系だったり、交配が進んでいるとはいえ、同人種の中でも、細かな顔の特徴の違いがあるわけです。

ある人が「恋愛はタヌキとキツネの組み合わせが良い」という事を言っていたのですが、極端な例で言えば、濃い顔で骨太の人と薄い顔で華奢な人が、ひかれ合うということでしょう。

ここで、「骨太」「華奢」という対比にもあるように、「人は自分と似ていない人を好きになる」ということは、顔だけでなく、体型にも言える事です。

ですから、長身の人と小さい人がひかれあったり、痩せ型の人とぽっちゃりの人がひかれあったりするわけです。

これにより、自分たちの作る子供が、バランスのとれた健康的な体型になることが予測できるからでしょう。

例えば、タレントの矢口真里さんは身長145cmで、かなりの低身長です。

これに対して、彼女の元夫は192cmで、不倫相手は193cmだったりと、いずれもかなりの長身男性でした。

正に彼女の「自分と違うタイプと交配して遺伝子を残したい」という本能が伺えます。

もちろん、お互いが2メートルあるような長身カップルなどもいますが、そのようなケースでは、長身という身体的特徴の共通点よりも、二人が育ってきた境遇や環境、価値観、倫理観、趣味など、心理的な「類似性の法則」の方が優先しているのでしょう。

基本的には、人間は、顔や体型などに関しては、自分と違うタイプの異性を好み、生物として、より強い遺伝子、バランスのとれた健康な子供を、欲するものなのです。

そして、趣味、宗教、言語、人種、育った環境、価値観、倫理観など、心理的な部分に関しては共通点のある異性を好むのです。

 

理想のパートナーを手に入れるための1つの判断材料になる

今回のお話いかがでしたでしょうか?

まとめますと、“人間は、趣味や価値観など心理的な部分に関しては、自分と似ている異性を好み、顔や体型など身体的特徴など生物的な部分に関しては、自分と似ていない異性と好む”ということです。

この事を理解しておくことにより、同じ”美女”であっても、あなたがどのようなタイプの美女により好かれやすいのか、または好きになりやすいのか、が読めてくるわけです。

また、出会いや初期の恋愛の場面だけでなく、あなたが女性と末長くストレスなくつきあっていったり、健康な子供を作ったりと、長い目で見ても、大切な判断材料になるとも言えるでしょう。

ぜひ、今回のお話が、あなたが理想のパートナーを手に入れるにあたってのヒントになれば幸いです。