その人の魅力を倍増させる「ギャップ」
よく、人の魅力を語るときに「あの人はあのギャップがいい」という話を、耳にすることが多いと思います。
この「ギャップ」なのですが、その人のそれまでのイメージとは違った意外性により、さらに魅力的に映る効果があります。
お笑い芸人の江頭2:50さんは、「嫌いな芸能人ランキング」で、10年連続1位でした。
また「抱かれたくない男ランキング」でも常にトップグループです。
そんな江頭2:50さんですが、3.11 東北関東大震災の際に、テレビでいわき市の老人ホームが、ライフラインが途切れて孤立状態、というニュースを見たそうです。
彼はそれを見るなり、トラックで救援物資を届けるという、男気あふれる行動をしました。
この江頭さんの目撃情報はあっという間にtwitterで広まり、その正義感ある行動や、普段はいかにプロとして役回りを演じているかなどが話題になりました。
そして、それまで江頭さんを最も敬遠していた層であった女子中高生からのファンレターが殺到したそうです。
かなり、極端な例ですが、これも「ギャップ」ですね。
女性はこういうところをよく見て、その人の本来の姿というものをよく観察しています。
さて、この「ギャップ」なのですが、実は二種類のギャップがあるのです。
1つ目のギャップは、先ほどの江頭さんの例のように、その人をより魅力的に見せます。女性も惹きつけることができます。
2つ目のギャップは、その人の魅力を半減させます。それまで好意を持っていた女性も一気に引いてしまいます。
・・・同じ「ギャップ」なのに、片方は人を魅力的に見せ、片方は魅力が半減してしまうのです。
ということで、今回はこの二種類のギャップについてのお話です。
ぜひ、あなたは前者のギャップをさりげなく演出して、好きな女性に魅力を伝えてください。
そして、決して後者のようなギャップにならないよう注意してくださいね。
二種類のギャップ
まず1つ目の、その人の魅力を倍増させるギャップですが、これは、「マイナス」から「プラス」へのギャップです。
有名人の例で言えば、先ほどの江頭2:50さんは、芸人としては、貞操観念の強いイスラム圏のトルコで裸芸を披露して罰金刑になった暴れん坊ですが、
実は、物静かな紳士だったり、被災地にこっそり救援物資を届ける正義漢だったりします。
また、コワモテで知られるプロレスラーの蝶野正洋さんも、実はプロレス界きっての常識人で、非常に腰が低い人物として知られており、
夜中にコンビニでたむろしている中学生に「キミたちは中学生か?親御さんが心配するから家に帰りなさい」と、諭している姿が目撃されています。
このように、最初は悪いイメージやとっつきにくいイメージがあったのに、意外にも好人物であった、というパターンも、「マイナス」から「プラス」へのギャップと言えるでしょう。
他に一般的な例で言えば、
・普段おちゃらけてるのに、実は仕事に対しては人一倍ストイック
・すごい怖そうな雰囲気や見た目なのに、実はとてもやさしい一面がある
・「ボロアパートに住んでる」と言っておきながら、実はそこそこのマンションに住んでいる
・「しがない自営業者です」とか言っておきながら、実は年収3000万円ぐらい稼いでいる
こういった例が、「マイナス」から「プラス」のギャップを生み出し、その人の魅力を倍増させるのです。
よくある「ヤンキーが子犬を助ける」みたいなシーンで女性がコロッといったりしますが、これは、このギャップが作用していると言えます。
そして、2つ目のギャップが、「プラス」から「マイナス」のギャップです。
こちらは逆に、その人の魅力を半減させいます。
例をあげますと、
・喧嘩自慢などの武勇伝を語っていたのに、いざ本格派の人を前にすると、小動物のようにおとなしくなる
・普段学歴などを自慢していた割に、実は大して仕事ができない、デートでもイレギュラーな事態に対処できない
・年収やら、自分が経営者やら、金回りが良さそうなことを言っておきながら、デートでは1円単位までワリカンにする
・やたら女性にモテるような事を言っておきながら、明らかに女慣れしてしていなくて挙動不審である
・・・女性が「なんだ、実は大したことないじゃん」と興ざめしてる姿が目に浮かびますよね?
先ほどの「ヤンキー子犬を助ける」の対照的な構図として、「優等生がカンニングをする」なんてシーンでは、妙に悪人に見えてしまいますが、これは「プラス」から「マイナス」へのギャップです。
では、どうやったら、「マイナス」から「プラス」のギャップを演出できて、「プラス」から「マイナス」へのギャップに陥らずに済むのかという点について、掘り下げてお話をしましょう。
ステータスゲームを卒業しよう
男性は誰でも、多かれ少なかれ、プライドというものを持っていると思います。
誰かと比較されて、自分が上だった時の優越感は嬉しいし、自分が下だった時の劣等感は本当に悔しいものがあります。
ですから、ライバルより上であるという気持ちに浸りたいため、つい自慢話というものをしてしまうものなのです。
他に負けたくないと思い、自分を高めていく向上心を持つ姿勢は素晴らしいことです。
しかし、その結果、他人より優れていることを、自分の口から自慢しても、あまり得は無いのです。(自分でなく、他人の口から言ってもらうのが一番オイシイですよね^^)
ですから、自慢話というのは、あなた自身が努力して勝ち取ったことは素晴らしいのですが、それを、女性や男友達に対して言うことは不毛ですし、聞いている方としては、退屈なことなのです。
男性は、30歳過ぎると年収などに差が出てくるので、つい自慢したり張り合いたくなるのですが、あなたがそれに参加する必要は無いのです。
好きな女性に対しても、自分のことを興味持ってもらおうと、つい自慢したり、よく見せようとしてしまうものです。
しかし、それでは、後々ボロが出たり、事実が発覚して、プラスからマイナスのギャップが作用し、女性を興ざめさせてしまうのです。
むしろ逆が良いのです。
好きな女性に対して、最初は、自分を一段下げて言っておくと、後が楽なのです。
もし、あなたが格闘技経験者だったり有段者だったりしても、「俺、怖い人に絡まれたらダッシュで逃げると思うよ。ビビって、その場でションベン漏らすかもしれないけどね。」と、言ってみたり、
もしあなたが会社経営者だったりエリートサラリーマンだったとしても、「え?俺、すげー貧乏だよ。金が無くていまだに車の凹みがなおせないんだよ・・・。」と言ってみたり、
綺麗なマンションに住んでいるとしても、「俺の部屋は、玄関あけたら便器しか無いんだ」と、冗談ぽく言ってみたり、
このように先に落として言っておけば、イヤミも無く、癒しや笑いにもなりますし、
女性が事実を知ったときに、
「あんな事言ってたのに、いざというときこんな頼りがいがある人なんだ」とか、
「実はすごい仕事頑張っている人なんだ」とか、
「へー結構綺麗な部屋に住んでるんだね」と、いったように、
後から小出しであなたの魅力が女性に伝わるわけです。
ですから、「マイナス」から「プラス」のギャップを演出し、「プラス」から「マイナス」へのギャップに陥らないためには、
まずは、自慢話をやめ、ステータスゲームから卒業することです。
そして余裕があれば、最初は自分を少し落として言うことにより、相手に癒しや楽しさを与える
ということも実践すれば、あなたのギャップの魅力が後から次々と演出されるわけです。
今すぐ実践してみよう
いかがでしたでしょうか?
まずは、今後、自慢話やステータスゲームにつきあうのをやめてみましょう。
これは今すぐ実践してみてください。
これだけでも、あなたのギャップの魅力が、後から勝手に演出されていくのです。
また、周りから、あなたが余裕のある男性にうつることでしょう。
そしてもうひとつ、何か1つでも良いので、あなたの「マイナス」から「プラス」になるギャップを探してみましょう。
「××××××だけど、実は○○○○○○」という言葉に当てはめてみると、発見しやすいでしょう。
ぜひ、あなたの魅力が倍増して、好きな女性が首ったけになることを願っております。