あなたには結婚願望はありますか?

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あなたには、

「今すぐにでも結婚したい」

「今はまだ準備が整っていないけど、ある時期までには結婚したい」

・・・など、結婚願望があるでしょうか?

今年の2月に、ニッセイ基礎研究所の久我尚子氏による「未婚化・晩婚化の一方で、多くの若者は結婚を望んでいる」というレポートが発表されました。

>>若年層の結婚観~未婚化・晩婚化の一方で、若者たちは結婚を望んでいる

このタイトルのとおり、なぜ、多くの若者が結婚願望がありながら、結婚できないという、理想と現実が、かけ離れた現象が起きているのでしょうか?

今回は、このレポート内容の一部をシェアしつつ、私の見解も織り交ぜながら、この現象の原因を探っていきたいと思います。

あなたが、結婚願望があたっり、彼女をつくる活動をしていたり、婚活をしていくにあたってのヒントとなれば幸いです。

また、今回のデータを読み解けば、結婚しない男性を「草食系」などという、つまらない言葉で安易に片付けている人間が、いかに軽慮浅謀かもわかります。

 

結婚したいけど結婚できない、理想と現実のギャップ

まず、ここ30年の、20代・30代男性の未婚率の推移を見てみましょう。

 

●図1:20代・30代男性の未婚率の推移(1980年~2010年)

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20代前半では、30年前と未婚率はあまり変化はありませんが、20代後半、30代前半、30代後半と年齢が上がるにつれ、今は昔と比べて、未婚率が大きく上昇しています。

35歳~39歳で未婚だったのは、30年前では8.5%でしたが、現在では35.6%と、実に3分の1以上の男性が未婚です。

そしてさらに、生涯未婚率は20.1%と、実に男性の5人に1人は、死ぬまで1度も結婚をしないわけです。

そして、この未婚率の現実に対して、未婚者の結婚願望を表すデータがこちらです。

 

●図2:18歳~34歳男未婚者の結婚意思の推移

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男女ともに、「いずれ結婚するつもり」という、結婚意思がある未婚者の比率はわずかに低下はしているものの、男性は86.3%、女性は89.4%、と、未だに高水準なのがわかります。

結婚を望んでいる若者の比率はそれほど変わらないのに、未婚率は大幅に上昇しているという、理想と現実のギャップが浮き彫りになっていますね。

では、このギャップの原因について掘り下げてみましょう。

 

理想と現実のギャップを生み出す、2つの要因

久我氏にレポートにおいては、このギャップが生まれる要因として、

昔と今では、

・雇用情勢・給料など経済的問題

・ライフスタイルの多様化

この2点に大きな変化があったことを挙げています。

以下のグラフは、年収別の、20代30代の既婚率の推移です。

 

●図3:年収別に見た、20代、30代の既婚率

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年収300万円未満だと既婚率は10%未満ですが、年収300万以上になると25%を超え、3倍以上の既婚率になっています。

つまり、年収300万円以上というのは、結婚するか否かの判断となる1つの「壁」となっているようです。

この年収300万円以上の壁が、バブル崩壊後の「失われた20年」で、高くなってしまったと言えます。

そして、もう1つのライフスタイルの変化についてですが、私は個人的にはこちらの要因の方が大きいのではないかと考えています。

特にライフスタイルの中でも、「恋愛の仕方」の変化についてです。

以下は、既婚者が結婚相手と出会った場所の推移のグラフです。

 

●図4:既婚者の結婚相手の出会い場の推移

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昔も今も、「職場・仕事関係」と「友人を通じて」の2つが圧倒的で、これだけで6割を占めています。

着目すべきは、「昔と比べて減っている出会いの場」「昔と比べて増えている出会いの場」です。

この変化を見ると、恋愛のスタイルの変化がわかります。

 

●昔と比べて減っている出会いの場

・職場や仕事関係

・見合い結婚

 

●昔と比べて増えている出会いの場

・友人を通じて

・学校で

 

・・・この前者と後者の出会い方の違いって何だかわかりますか?

それは、後者は前者に比べて、「より能動的な出会い方」である可能性が高いということです。

前者に関してですが、見合い結婚は言うまでもありませんが、職場や仕事関係での出会いに関しても、昔は、「周りのお膳立て」の上での結婚というものが多かったのです。

職場や仕事関係で、未婚の男女がいると、やたらとくっつけたがる、ある意味「親切」ある意味「お節介」な年配社員などが結構居たのです。

ですから、仕事一筋で、出会いが無かったり恋愛を知らない男性でも、

身を任せていれば、結婚相手がつくれてしまうケースが結構あったのです。

それが、バブル期以降は自由恋愛思考が強まり、そのような周囲の親切やお節介が余計なものとされ、消えてしまい、現在まで続いているのです。

これに比べて後者、「友人を通じて」というのは合コンやオフ会なども入ってくるでしょうし、「学校」での出会いとなると、職場に比べてより若年での出会いになるので、いずれも、前者と比べて能動的な出会い方で、自由恋愛思考と言えます。

つまり、昔と比べて今は、より個々人に、「出会う能力」や「恋愛する能力」が必要となってきていると言えるわけです。

しかし、昔と比べて今の若者全員が、出会い方や恋愛の仕方を、必修で学んでいるというわけではありません。

昔の男性は仕事だけ頑張っていれば、周りのお膳立ての流れで普通に結婚できていたのが、

今の男性は仕事も頑張りつつ、恋愛に関しても、周りのお膳立てが無いので、何とかコネを作ったり、自力で手探りで結婚相手を見つけなければならないのです。

・経済的不安

・どうやって出会ったり恋愛をすれば良いかわからない

・・・この2つが、“未婚化・晩婚化の一方で、若者たちは結婚を望んでいる”というギャップを生み出しているのです。

 

昔の男性と違って、待っているだけでは現実は変わらない!

今回の様々なデータから見てわかる、

結婚したいけど結婚できない男性にとって、特に大きな障壁となっている2つの問題・・・

 

・経済的不安

・どうやって出会ったり恋愛をすれば良いかわからない

 

・・・この2つは、私自身も直面していた悩みでした。

まず、経済的不安に関してですが、「収入を増やすという手段がありますが、これについては、長くなるのでここでは省略します。

しかし、現状非正規雇用であったり、収入が多くない方でも、女性を落とすことは出来ますし、理想的な彼女と信頼関係を築いていくことは、全然可能なことです。

今はダブルインカムは普通ですし、バブルを知らない若い子ほど、経済的な事情をよく理解してくれるものです。

ですから、今の世の中「お金がないおじさんと20代前半女性のカップル」というのが結構多いのです。

また、今後の日本経済の展望については、以下の記事では、やや楽観的な展望を書きました。

アベノミクス効果で恋愛の「市場」も変化!?

それよりも大きな問題は「どうやって出会ったり恋愛をすれば良いかわからない」という点です。

これに関しては、昔のように周囲がお膳立てをしてくれるわけではありませんし、

国も、経済の回復には具体的な政策はあっても、個々人が彼女や結婚相手をつくるための具体的な政策までは出すことができないでしょう。

ですから、もしあなたが女性との出会いに恵まれてる環境なら別ですが、そうで無いのであれば、

「どのような場で女性と出会えば良いのか?」そして、「その女性たちをどう落としていけば良いのか?」

・・・ということを学び、恋愛に対して「能動的」にならなければ、現実を変えることはできません。

ということで、昔の男性たちと違って、今の男性は「待っているだけでは現実は変わらない」ということを覚えておきましょう。

ぜひ、あなたが「能動的」に活動されて、周りが羨むような彼女や結婚相手を手に入れることを願っております。