「ある環境」の違いが、その人の恋愛に対する考え方を変える
人間というのは、ある年齢になると自然に、恋人がほしいなあとか、結婚したいなあとか、考えるようになります。
人間も動物なわけですから、子孫をつくり、種を繁栄させることを「本能」としてプログラミングされており、それに適した年齢になってくれば、自然と、そのためのパートナーを求めるようになるわけです。
しかし、世の中には、恋人をつくるために積極的に行動をする人もいれば、恋人がほしいと思いながらも特に何もしないでノンビリしている人もいます。
あなたは、どちらのタイプの人でしょうか?
当然、後者の人より、前者の人の方が、積極的に行動している分、パートナーを見つける確率は高いわけです。
前者のような人と、後者のような人の違いが出てくる原因は様々ありますが、その1つとして、「ある環境」に決定的な違いがある可能性が高いのです。
つまり、この「ある環境」の違いによって、人間がパートナーを欲する「本能」の働きに、決定的に違いが出てくるのです。
本能レベルで、恋人がほしいとか、結婚したいと欲しているのであれば、当然そのために積極的で具体的な行動を取るようになるわけです。
しかし、本能レベルは、それほど欲していなければ、「周りが恋人をつくったり結婚しているから」とか、「親や上司がはやく結婚しろとうるさいから」とか、受動的でフワフワした理由しか無いため、行動も積極的で無かったり、具体的で無かったりするわけです。
私自身、この「ある環境」の変化によって、自然と本能レベルで、彼女を欲するようになり、恋愛に対して、具体的で積極的な行動を取るようになったと思います。
もしあなたが、彼女がほしい、結婚したいと思いながらも、具体的で積極的な行動をしていないのであれば、この「ある環境」が原因である可能性があります。
また、あなたのアプローチしている女性が、イマイチ、恋愛に積極的で無かったり、ノリ気で無いのも、その女性の「ある環境」が原因かもしれません。
ということで、あなた自身が変わるため、もしくは、あなたがアプローチする女性を見極める判断材料として、この「ある環境」に着目してみると良いでしょう。
親が「結婚しろしろ」と口やかましい・・・
先日、Yahoo知恵袋の結婚カテゴリーを見ていたところ、ある34歳の男性の、以下のような相談内容があったのですが、正にこの方も、この「ある環境」が、恋愛の妨げになっている事例です。
親が結婚しろとうるさいのです。
今年35になる現在34歳の会社員(男)です。
親元に同居しているのですが、ここ数年親(母親)が結婚しろしろと呆れるほど口やかましいのです。そういわれる私にはもちろん現在相手がいません。
“いい年してる”のだから結婚しろしろと顔が合えばそのことばかり。結婚しろと言われて「はいそうですか」とできるほど簡単なことではありません。
なかば脅迫で結婚させられるような雰囲気があります。
私には兄がおり、35歳で結婚しております。
それだけに同じくらいの年だから、この子にも身を固めてほしいと、親心がわからないでもないのですが、、結婚する気があるのかと問われれば、もちろん気に入った人がいればその気はあるのですが、第一に私には相手がいません。
過去(現在もですが)、有料の結婚紹介サービスを利用したり、親や親類から数名紹介され、会うことはあってもほとんど続きません。
結婚とは自分と相手の同意があって成り立つものです。
お互い気にいる関係になることは思いのほか難しいと感じています。自分では特別高い理想の持ち主とは思ってないつもりですが、せめて許容範囲内の相手を求めるのが普通だと思います。
逆に私自身は容姿は決して悪いほうではなく、性格も穏やかでやさしいとよく言われます(もちろん自己評価)。趣味趣向も、活動的ではありませんが、一般的なものだとも思っています。
ただ異性に対しては消極的で奥手ではあるほうです。
死に物狂いで相手を探す、というほどの努力はしていないのは確かですが、結婚とはそうまでして行わなければならないものかと疑問にも思います。(以下省略)
引用元URL:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1215977772
Yahoo!知恵袋 より抜粋
・・・この「ある環境」とは、もうあなたはおわかりでしょうか?
そうです、この男性は、一人暮らしではなく、実家で親と同居しているのです。
もちろん、この男性も「そろそろ身を固めなければならない年齢だ」と、頭で理解はしており、結婚情報サービスなども利用しているのですが、
それは、「親がうるさいから」「世間一般的にそのような年齢だから」という、外からのプレッシャーによる受動的なものが強く、
自分自身で、なぜパートナーが必要なのか、考えが整理できていなかったり、心の底から、本能レベルでそれを欲している心境では無いのです。
やはり、親と同居していると、そこには家族がいるため、1人暮らしに比べれば、寂しさも少なく、あえてパートナーを作ろうという気も、強く湧き出てこないものです。
たとえ、親とあまり会話をしないとしても、やはり1つ屋根の下に同居人がいるのといないのでは全く違います。
これが1人暮らしをしていると、一人で考え事をする時間が増えたり、寂しさを感じたり、パートナーの必要性を切に感じたり、今のゼロの状態から家庭をつくっていくことを考えたり、自然と本能レベルで、恋人を欲するような環境になるわけです。
そうなると、行動自体も、より具体的で積極的になり、「結婚情報サービスではタイプの女性もいないし、埒が明かない。他の出会いの場にもどんどん行ってみよう。」などと、試行錯誤するようになり、前進していくわけです。
私自身も社会人になってから、何年もの間、彼女がいませんでした。
やはり、実家にいる間は、「彼女がほしいなあ」「いい加減彼女つくらないと」と思いつつも、「まあ、いっか」と、休日は家でスナック菓子を食べながら、テレビを見たり、ゲームをしたりして、ゴロゴロしているだけで、自ら出会いの場に行こうともしませんでした。
それが26歳でようやく親元を離れ、1人暮らしをしてからは、自分の人生に恋人が必要であることを、切に感じるようになるわけです。これは、学生時代に恋人をつくる感覚とは、また違うものでした。
で、本当に必要だと感じるからこそ、必死に行動するし、失敗したら、どこを直せば良いのか真剣に考え試行錯誤して、物事も前進していくわけです。
おそらく、私が未だに実家暮らしをしていたら、「周りがうるさいし、世間体もあるから身を固めないと」とは感じても、本当の意味でのパートナーを必要性を理解できないままで、彼女もできず、「何となくダラダラ婚活」をしていたかもしれません。
やはり、「一人暮らし」という環境に身に置くことにより、本当の意味で、恋人や結婚相手の必要性を、人間の本能レベルで理解するものなのです。
そして、この事は男性だけでなく、女性側にも言えることです。
私が数多くの女性と出会ってきた中で、やはり、「いい年して実家暮らしの女性」というのは、本能レベルでは、恋人や結婚の必要性を理解できていない傾向にあります。
ただ、女性には男性と違って、出産できる年齢のタイムリミットがあるので、実家暮らしの男性よりは、本能レベルで必要性を感じるタイミングはあるでしょう。
これは、我々男性からすれば、「実家暮らしの女性」は、家族と同居しているのでそれ程寂しい思いをしておらず、30歳近いのに恋人や結婚の必要性をそれほそ強く感じていないので、こちらのアプローチに対しても食い付きがイマイチ。
「1人暮らしの女性」は、家では寂しい思いをしていて、若い子でも、恋人や結婚の必要性を肌で感じることが多く、こちらのアプローチに対しても食い付きが良く、比較的落としやすい。
・・・などと、その女性を落とすにあたっての1つの目安になるわけです。
もちろん、「実家暮らし」か「一人暮らし」かが全てでは無いのですが、この環境の違いというのは、男女の恋愛に対する欲求に、大きな違いが出てくる要素と言えるのです。
可能であれば、1人暮らしをはじめてみよう
今回のお話いかがでしたでしょうか?
演出家の鴻上尚史さんのエッセイの中で、こんな文章を読んだ記憶があります。
「恋愛は無理にするものじゃありません。心の底から恋愛したいと思ったら、すれば良いのです。
ですから、もしそのように思わないのであれば、その間は恋愛をしなくても良いのです。
もし、いつまでも心の底から恋愛をしたいという思いが湧いてこないなら、今、親と同居している人であれば、一人暮らしをはじめてみると良いです。
そうすれば、いずれ寂しくなって、心の底から恋愛をしたいと思うようになるはずです。」
・・・正確にはちょっと違ったかもしれませんが、まさに今回の記事の内容です。
当時、1人暮らしをはじめたばかりだった私は、そのような心境の変化が出ていたので、このエッセイを読んで、「なるほどねえ」と思ったものです。
そして、これは女性側も同じことなので、我々男性としては、一人暮らしの子を狙ったほうが、より落としやすいという、1つの目安になるわけです。
ということで、もしあなたが、実家で親と同居していて、イマイチ、恋愛や結婚に進展が無いのであれば、一人暮らしをはじめてみれば、状況が変わる可能性があります。
その方が、女性を連れ込みやすくなるというのもあります。
人によっては、一人暮らしするだけの経済的余裕が無かったり、親元から離れられない事情があるかもしれませんが、
もし、そのような事情が無ければ、今からでも一人暮らしをはじめて、恋愛だけでなく、人生に対する姿勢や考え方を、良い方向へ変えることをおすすめします。