5回連続でフラれた男が発した言葉
もう15年ほど前の話になりますが、私の大学時代の同級生に、“カバ園長”というあだ名の友人がいました。
そのあだ名の通り、彼はカバの様な澄んだ黒い瞳と、大きな鼻と、厚い唇が特徴的な、大味なルックスの男でした。
そんなカバ園長が、大学のサークルの女子に5人立て続けに告白してフラれた時の事です。
私は、傷心の園長を慰めるために、彼の下宿しているアパートの部屋に行って、二人で窓の外の満月を見ながら、缶ビールを飲んでいました。
月あかりに照らされて、園長のつぶらな瞳が、ビー玉の様にキラキラと綺麗に輝いていました。
園長は言いました。「”付き合う”って、一体どういう意味なんだろう?」
5人の女性に立て続けに「俺と付き合って下さい!」と告白した園長は、その“付き合う”という言葉の意味を、改めて自分に問うたのでした。
当時、恋愛経験が少なかった私は、園長のこの問いに対して、気のきいた返事が思い浮かばず、無言で月を眺めていました。
・・・と、前置きが長くなってしまいましたが、一体、男女が“付き合う”とは、どういう意味なのでしょうか?
あなたは、何をしたら女性と“付き合っている”と感じるでしょうか?
逆に、女性側は、何をしたら、“付き合っている”と感じるのでしょうか?
結婚の場合は、法的根拠もあり、婚姻届を役所に提出するという、明確に“結婚した”という瞬間があります。
しかし、恋人関係の場合は、法的根拠もありませんし、どちらの告白も無く、いつ間にか付き合っているというケースも多いわけです。
つまり、告白が無い場合は、”付き合っている”とわかる瞬間は、人ぞれぞれだったり、曖昧なものだったりするわけです。
以前、こちらの記事でもお話しましたが、「告白」というものは、付き合うにあたって、絶対に必要な事ではありません。
むしろ、告白によって、こちらの立場を下げてしまったり、それまでの流れが断ち切れて不自然になってしまったり、マイナスに作用してしまう場合もあり得るのです。
ですから、「告白」という行為自体にこだわる必要は無いわけですが、そうなると、告白以外で、人はどんな事で”付き合っている”と感じるのか・・・これを理解することが、好きな女性と付き合うための攻略ポイントとなってくるわけです。
そこで今回は、その問いのヒントとなる「告白なしで付き合っていると確信した時」というアンケート結果をシェアしたいと思います。
そして、そのアンケート結果から導き出される、結局、女性と付き合うためには何をすれば良いのか、ということについて、そのポイントをお話していきます。
ぜひあなたも今回のお話を参考にして、女性に“付き合っている”と感じさせるには、何をすればよいのかを把握し、その上でアプローチをしていきましょう。
これにより、より自然により確実に、あなたと好きな女性の関係を進展させていくことができるでしょう。
女性が”付き合っている”と実感する3つのポイント
早速ですが、以下が「告白なしで付き合っていると確信した時」に関する、アンケートの集計結果の、上位10項目になります。
【告白なしで付き合っていると確信した時】
(NTTドコモ「みんなの声」調べ)1位:友達に恋人と紹介された
2位:キスをした
3位:ほぼ毎日連絡がある
4位:相手から手をつないできた
5位:毎週末を一緒に過ごす
6位:抱き合った
7位:相手の誕生日に二人きりで過ごす
8位:ヤキモチを焼かれた
9位:周囲がカップル扱い
10位:SNSで「彼/彼女」と書かれた
参照URL:http://ranking.goo.ne.jp/ranking/category/017/love_lhmMhCtDQsu8_all/
いかがでしょうか?
あなたも同意する点はあるでしょうか?
このアンケート結果には、男女の票が入り混じっているため、完全に女性側の意見のみを映し出したものではありませんが、女性心理を理解するのに、ある程度は参考になると思います。
そして、この上位項目から分析するに、女性が”付き合っている”と実感するポイントというものは、大きく分けて以下の3点であることが導き出されます。
①スキンシップ(キスをした、手をつないだ、抱き合った)
②第三者に恋人同士と認識される(友達に恋人と紹介された、周囲がカップル扱い、SNSで「彼/彼女」と書かれた)
③マメに接触する(ほぼ毎日連絡がある、毎週末を一緒に過ごす)
つまり、この3つのポイントを意識的にこなしていけば、告白などしなくても、二人は自然と恋人同士になり、“付き合う”ことになると言えるわけです。
では、この3つのポイントについて、それぞれ掘り下げてお話していきましょう。
①スキンシップ
多くの大人の女性にとって、スキンシップは、特別な男性や恋人としかやらない行為です。
なので、スキンシップを仕掛ける事により、女性の頭の中に「この人は特別な人なんだ」という潜在意識を植え付けることができるわけです。
スキンシップは、ヘタな言葉を言うよりも、効果的に女性に恋愛感情を芽生えさせる事ができます。
ですから、我々男性としては、デート中、最初は「肩や肘がぶつかる」「ツッコミを入れる」などの軽いスキンシップからはじめ、じょじょに恋人らしい深いスキンシップにエスカレートさせて行けば良いわけです。
恋人らしいスキンシップとは具体的には、今回のアンケート結果にもあるような「手をつなぐ」「キスをする」「抱き合う」といった行為ですね。
そして、最終的に体の関係を持ってしまえば、多くの女性は、”付き合っている”という感覚を抱くわけです。
②第三者に恋人同士と認識される
女性は男性に比べて、良くも悪くも、「周りの空気」に流されやすい生き物です。
ですから、二人の間だけでなく、第三者からも「恋人同士」という評価をされると、女性の中で、より”付き合っている”という実感が強くなります。
特に付き合ったばかりの段階で、女性側に付き合っている実感が無さそうだったり、関係が曖昧な場合は、第三者に「恋人同士」であると認識される機会をつくった方が良いです。
例えば、あなたの男友達の集まりなどに彼女を連れて行って「俺の彼女」などと、紹介すれば良いわけです。
女性側の友人や兄弟姉妹などと、早々に会ってみるのも良いでしょう。
特に、出会いパーティーや婚活サイトなど、1対1で出会った場合は、共通の知り合いがいなくて、つながりが弱く、女性側の“付き合っている”という感覚が薄れがちです。
ということで、女性に“付き合っている”と実感させるためにも、そして二人の関係を強固なものにするためにも、早めに二人の共通の知人や友人をつくって、彼らから「恋人同士」であるという評価を得た方が良いわけです。
③マメに接触する
これは、付き合う前と付き合った後では、考え方を180度変えなければならない点ですので、注意が必要です。
特に、メールのやりとりというのは、付き合う前の段階においては、極力余計なメールは送らず、待ち合わせの連絡など、必要最低限にするのがベターです。
なぜなら、女性側がまだこちらに異性としての好意を抱いていない段階で、マメにメールを送ってしまうと、ガッツいている感が出てしまい、女性からは”下”の存在に見られ、やがて恋愛対象外とされてしまうからです。
あくまで、付き合う前の段階においては、メールはデートに誘うための連絡手段と考え、意味のないメールや、好意を伝えるメールを送るのはNGなのです。
しかし、これが、付き合った後となると、考え方がガラリと変える必要があります。
付き合った後は、相手の女性がよほどのメール嫌いでもない限り、マメに連絡を取り合った方が良いのです。
やはり、女性は、好きな男性からのメールや電話であれば、嬉しいと感じるわけです。
好きな男性からなら、メールで好意を伝えられても、嬉しいと感じるわけです。
そして、毎日連絡を取り合ったり、週に1回は会ったり、マメに接触したという事実が、”付き合っている”という認識をより強めるのです。
特に遠距離恋愛や、お互いが忙しくて会えない場合は、マメに連絡を取り合う事が生命線になってきます。
以上が、女性が”付き合っている”と実感する3つのポイントになります。
これらのポイントをアプローチの過程に織り交ぜることにより、告白などしなくても、二人は自然な流れで恋人の関係になっていくわけです。
告白にこだわるので無く、実質的な恋人関係を作り上げることを意識をしよう
今回のお話いかがでしたでしょうか?
女性が”付き合っている”と実感する3つのポイントを、おさらいしますと、以下になります。
①スキンシップ(キスをした、手をつないだ、抱き合った)
②第三者に恋人同士と認識される(友達に恋人と紹介された、周囲がカップル扱い、SNSで「彼/彼女」と書かれた)
③マメに接触する(ほぼ毎日連絡がある、毎週末を一緒に過ごす)
※ただし、付き合う前の段階では、必要最低限の連絡だけにしておく
要するに、付き合うために大事なのは告白ではなくて、「いつの間にか恋人同士のような空気を作り上げてしまう」ということですね。
告白を絶対にしてはいけないというわけではありませんが、するにしても、二人が完全に恋人の様な関係になった後で、改めて確認作業にように付き合う宣言をすれば良いのです。
イチかバチかの告白なんて、お互いにとってマイナスなのです。
ということで、ぜひあなたも好きな女性にアプローチするにあたっては、告白という行為にこだわるのではなく、まずは二人が実質的に恋人のような関係になるよう意識していきましょう。
これにより、より自然な流れで付き合うことができるのです。